サラ女のYOGA日記

サラリーマン女がYOGAを楽しみ学ぶ日々の出来事をそこはかとなく書き連ねるブログ

NHKスペシャル「人体」第三集・骨

1月7日(日)放送のNHKスペシャル「人体」第三集・骨を視ました。

私たちの全身にある骨は、体を支える役割だけでなく、実は全身に様々なメッセージ物質を出しているそうです。中でも「骨芽細胞」(骨を作る細胞)が出すメッセージ物質「オステオカルシン」は、骨の中から血管を通じて全身に届けられ、「記憶力」「免疫力」「筋力」などを高める作用があります。

一方、骨は常に作り替えられ続けていて、3~5年で全身の骨が入れ替わるとされています。これに関与しているのが「破骨細胞」と「骨芽細胞」ですが、このバランスを取る「骨細胞」は骨量をコントロールするメッセージ物質「スクレロスチン」を出しています。この「スクレロスチン」が出すぎると骨量が減ってしまいます。

ではどういうときに「スクレロスチン」が出すぎるかというと、実は骨細胞には「骨にかかる衝撃を感知する」という働きもあり、骨に衝撃のない生活を続けていると、骨細胞が「スクレロスチン」をたくさん出して、骨芽細胞の数を減らしてしまうのです。そうすると、骨量が減るばかりでなく、「オステオカルシン」などのメッセージ物質も減ってしまい、記憶力や免疫力の低下も引き起こしてしまいます。

つまり、骨に適度な衝撃を与える生活をすることが、骨量を保ち、ひいては健康な生活を維持するためには必要ということです。

山中先生もおっしゃっていましたが、1日中デスクワークをしたり、乗り物に乗って移動する現代人の生活は、人体のメカニズムに逆行しているといえますね。やはり定期的な運動習慣が大事だと思います。

もちろん、ランニングやウォーキング、階段の昇り降りが効果的ですが、「高齢者の方や膝を傷めている人は、水中ウォーキングやヨガもおすすめです。」と山中先生のお墨付きもらいました!!